初めてのキモセラピー      (癌化学治療)

このブログは英語で6月12日に書いたものを日本語にしたものです。一生懸命書きましたのでぜひ読んで下さいね。

 

癌専門医師(UCLA病院)から珍しい癌、”びまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ステージ4”(原因は2001年にした交通事故をして輸血した時にC型肝炎になってなった事)と宣告されて、同じガンの治療を経験をした癌専門医師を探したが、ボストンに一人しか見つかりませんでした。衰弱しきっていた私にはボストンまで(飛行機で5時間程)行ってこの癌専門医師に会う事は不可能でした。

UCLA病院の宣告した癌専門医師に紹介の手紙を書いてもらえば、電話でのカウンセリングを受けられるというので紹介の手紙を書いてくれるようリクエストしましたが、検査と診断記録を印刷して送ればいいと言われて紹介の手紙は書いてもらえませでした。
それでボストンの病院の癌専門医師と電話でのカウンセリングはしないままに時が過ぎていきました。 “前回の余命1ヶ月もない”で書いたように日に日に弱っていく自分を感じて、5月19日金曜日、車椅子で新しい癌専門医師に会いに行って、2時間後にはUCLA病院に入院してキモセラピー(化学治療)を始める事になりました。

 

初めの2日間は、私の体がエポック(EPOCH )キモセラピー*を受けられるかどうか調べる必要があって、精密検査をたくさん受けました。

*EPOCH 併用療法はリツキシマブ(リツキサン)と併用して行う5日間24時間毎日投与する強いキモセラピーであるが、5日間、化学治療を受けながら体調をモニター出来き、副作用などを監視して薬の量を変えたりも出来る。

何回も血液検査をする必要があって初日は体が脱水症状に近かった為もあって看護師さんたちはうまく血管から血をとれないで、12回も血管を突かれて私は参ってしまった。それで、仮のPICC(ピックー腕から挿入する中心静脈カテーテル)をまずしてもらいもう何回も血管を突かれなくなりました。

 

650 PICC Temp

仮のPICC(ピックー腕から挿入する中心静脈カテーテル)

 

たくさんの精密検査をしなくてはいけなかったのは、C型肝炎がある私にもしB型肝炎があるとこのキモセラピーは受けられないと言う事や、PET/CT( 機能画像と形態画像の融合による)検査に24年前の卵巣癌の影、そして16年前の交通事故で損傷を受けた心臓と肺もはっきり写っていた為です。キモセラピーは、心臓や肺、腎臓などにもとても負担をかけるので念入りに調べてからドクターたちは準備をしたかったと言われました。血液検査後は 心電図の検査、肺の検査と毎日、検査検査でとても疲れ、あっと言う間に2日間終わってしまいました。
検査の結果を全て確認していただいて、初めてのキモセラピー決行になりました。

 

 

PICC line

正式なPICC(ピック- 腕から挿入する中心静脈カテーテル)

 

日曜の朝、キモセラピーの為の正式なPICC(ピック- 腕から挿入する中心静脈カテーテル)を付けてもらって準備が出来て、お昼後にEPOCHのキモセラピーが始める前にまず第1日目はリツキシマブ(リツキサン)を投与する事を知らされ、始まりが夕方だとわかり、病院のお庭に行く許可をもらった。自宅が病院から近いので家に行ってうちの動物家族に会いに行きたかったのですが、エリックと友人のナンシーは何かあるといけないとお堅いことを言っておうちに連れて行ってくれませんでした。(笑)

 

それで、病院のお庭を少し歩いて、軽いヨガのストレッチをしました。爽やかな風を感じて青空を見上げて自分の心の中の幸せを感じました。

 

2日前に入院した時は歩けないほど弱っていて車椅子でしたが、治療を受ける事を受け入れて気持ちが落ち着いて元気になることだけを考えました。精密検査をしながら弱り切って酸性化していた体に水分および栄養補給点滴してもらい歩けるようになり感謝の気持ちでいっぱい。

 

650 Yoga before Chemo

キモセラピーの前にヨガ

 

病室に戻ると、看護師さんが、「戻って来たのね!」と言ったので、私が「主人と友人は訓練されていて私は病院から脱出できなかった。」と言うと、「二人ともよく訓練された優等生ね。」…「ところで、ヨガを中庭でしていた人がいたと聞いたけど、きっとあなたね。」と微笑みながら言った。今、中庭から戻ったばかりなのに、もう知っていてビックリ。「キモセラピーの前にヨガをするなんてあなたくらいしかいないから…」と看護師さんは付け加えた。

 

キモセラピー前に、ヨガをするだけでなく、病室にクリスタルボールを飾ったり、癒しのストーン、アロマセラピーオイル(フランキンセンス)、バッチフラワー(レスキューレメディ、クラブアッップル)を用意しました。

 

650 Shelf

病室の棚も飾りました。

病室の棚もエリックと一緒の写真、動物家族(クラちゃんたちの)写真、みなさんからいただいたカードを飾りました。アロマディフューザーを使ってアロマセラピーをしていたので、ドクターや看護師さんたちも入って来るたびにとてもリラックスして喜んでいただけ、嬉しかったです。

 

看護師さんが通常の患者さんは、リツキシマブ(リツキサン)を投与するのに4〜5時間かかるけど、ドクターが私の場合は12時間かけてゆっくりすると教えてくれました。リツキシマブ(リツキサン)を投与する前にベナドリル(Benadryl アレルギーに効く抗ヒスタミン剤)を投与されてすぐ副作用が出て血管の中の血液がすごい勢いで動くの感じて、その上、心臓がパクパク早く動くのを感じました。目眩がして話すことも出来ない状態になって怖くなってしまいました。

 

650 Benadry reaction

ベナドリル(薬)の副作用で動けない状態になってしまった。

エリックにすぐ電話してもらい怖いという事を言うと、フェイスタイムでうちの動物家族を画像をすぐ見せてくれて、それで気持ちが落ち着いて恐怖から抜けることができました。

 

他はあまり副作用はなく、少し皮膚が痒くなったくらいでした。

でも、病院では、ゆっくり休むことは出来なく、自分の家の匂い、エリック、動物家族、お庭の樹たち、お花たちが恋しい気持ちで涙が出ました。横になったままでもメディテーションをして第1日目のキモセラピーを乗り越えました。

 

エポック(EPOCH)キモセラピー*は、二日目の月曜日の午後からはじまりました。エポックの薬液はオレンジ色の夕焼けのようでした。看護師さんに「綺麗なオレンジ色なので、きっと私が治る助けをしてくれるね。」と言うと、看護師さんは、「キモセラピーの薬液を綺麗だなんて考えたことがなかったわ。他の患者さんもあなたのようにポジティブに考えてくれたらどんなに良いことでしょう。」と言った。私はただエポック(EPOCH)キモセラピーが私の体の中に投与される前に何か良いことを考えたかったんです。

*EPOCH 併用療法はリツキシマブ(リツキサン)と併用して行う5日間24時間毎日投与する強いキモセラピーであるが、5日間、化学治療を受けながら体調をモニター出来き、副作用などを監視して薬の量を変えたりも出来る。

 

Orange chemo

オレンジ色のエポック(EPOCH)キモセラピー薬液

夕方から始まったエポック(EPOCH)キモセラピーは、初めはスムーズでした。でも夜になって少しづつ重い暗い感覚が始まりました。夜中になって重い感覚は真っ黒なモンスターが私の体の中に入り始め自分の力では防止できない恐怖に変わった。

目を閉じると黒色より暗く黒い影の中にオレンジ色の斑点が敏速に動き回っていました。恐怖さと耐えられない感情。 細胞体に不法侵入者がゆっくり潜入して私を破壊していく。

いてもたってもいられなくなった私は、起き上がり座ってエポック(EPOCH)の管を両手で握っていました。そしてエポック(EPOCH)薬液に話しかけました。

「きっとあなたは私を助けてくれるのでしょう。でもあなたの事を知らない私は重く暗い感覚しか今は感じません。どうか、私の良い細胞を破壊しないで癌細胞を癒す助けをして下さい。あなたには、それが出来る力があるんですよ。」

 

その後、セレニティープレイヤー(ニーバーの祈りと日本では言うそうです)を何回も繰り返して祈った。

God, grant me the Serenity
To accept the things I cannot change…
Courage to change the things I can,
And Wisdom to know the difference.

神よ、

変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

ラインホールド・ニーバー(大木英夫 訳)

 

そして何回も何回も

「これも過ぎ去る、これも過ぎ去る、これも過ぎ去る…」と繰り返して言った。

 

やっと朝を迎えて、胃腸の不快感、軽い吐き気、便秘気味といった少し副作用はあったが、血液検査では初日のエポック(EPOCH)キモセラピーは、うまくいったと確認された。早速、オレンジ色の薬液に私は感謝を伝えた。

 

3日目になって体重がすごい勢いで増えているのがわかった。入院した時の体重は94ポンド(42kg)が104ポンド(47kg)と10ポンド(5kg)増えていた。写真でわかるように体重が増えてふっくらしている私は元気そうですがこれは, 炎症抑制剤として投与されているステロイドの副作用が原因。このまま、体重が増え続けていくと血液凝固などの原因にもなるので、毎朝、ボディースクラブだけでは、十分ではないと感じて、メディテーションの後に軽いヨガもして自分で足と足指などをマッサージ。朝食後と昼食後には 自分が入院している階を全て散歩・マーチした。この時に通りすがる看護師さんたちや患者さんなどが私のマーチを見て笑顔を見せてくれた事が励みになった。(水前寺清子さんの三百六十五歩のマーチを歌ってマーチもしました)。

こうして毎日運動し体をなんとか動かすことによって血液凝固にならなかった事、便秘もしなかったので、
そのための薬も摂る必要がなく良い事がたくさんありました。

 

 

650 Walk

朝食後t、昼食後の散歩/マーチ(ぶら下げたクリスタルがみえますか?)

 

入院中はたくさんの友人が毎日、お見舞いに来てくれました。
お見舞いにレイキをしていただいたりもしました。

エリックは仕事に行く朝6時半前に私の朝食と作ってくれて、それを友人で隣に住んでいるアマンダが毎朝、病院まで持って来てくれました。朝食後は、アマンダと一緒に散歩/マーチして、彼女が帰った後は、休息をとりました。

私が入院していた週、丁度、エリックは午後からの仕事が休みだったので、お昼ご飯を 毎日持って来てくれて、エリックは私の病院食のビーガンバーガーやサラダを食べたりしてました。(笑)
昼食後の散歩/マーチをエリックと一緒にして, エリックは家に戻って動物家族たちの面倒を見て、私の夕食を作ってまた、病院に戻って来てと大変忙しい週だったと思います。でも一緒に、昼食や夕食を食べていろいろ話し出来て、私がキモセラピーを受けていて辛い時でしたが、キモバケーションなどと私が冗談を言ったりして、お互いにベストを尽くして充実した夫婦の時間を作る事が出来たと感謝しています。夕食後は一緒に東京場所の相撲をNHKサイトで毎夜見てからエリックは家に帰りました。

 

 

650 Dinner with Eric

エリックと一緒に病院での夕食。

 

もちろん、ベストを尽くして頑張っていても何回も泣いたりしました。
キモバケーションなんてエリックに冗談を言ったりしても、心の中は、お家に帰りたいと毎日思ってました。
病室の小さな窓から空を見ると、雲や鳥さんたちが私を楽しませてくれて痛みや辛い気持ちから救ってくれました。

ある日は、クラちゃん(昨年、天命した愛犬で私のサービス犬)が雲を通してメッセージを送ってくれて、「約束はママがこっちに来るんじゃなくてクラがまた生まれ変わってママの所に行くんだよ、忘れないでね。」でした。クラちゃんのメッセージで我に戻れて「そうね、クラちゃんが生まれ変わってこっちに来るんだから、ママは頑張って良くなるよ。」って返事がクラちゃんに出来ました。

 

650 Window 05-24-17

 

確か入院して6日目、退院の1日前の出来事…その日は朝からあまり気分がすぐれていなくって、病院にいるのに疲れて来ていて、自分の気持ちをポジティブにしているのにも疲れて来ていたようです。
いつものように朝、4時にメディテーションをしてボディースクラブをして、ヨガもして、足と足指のマッサージもして朝の癒しのミュージックも聴いたのに、気分は落ち気味でした。

病室を掃除してくれる女の人(いつもは男の人なのにこの日は女の人でした)が入って来て、お掃除をしてもいいか聞きました。「もちろんいいですよ」と私は答えた後、彼女はトイレ掃除をまずしてから床をモップしたりしていました。
彼女のお掃除が終わったのを確認して私が「ありがとう!」と言うと、彼女は、「このあなたの病室を掃除出来てとても光栄です。みんながあなたが優しい人であなたの病室は癒されると知ってます。あなたの病室を今日お掃除するようスケジュールをもらってとても嬉しかったです。この部屋はとてもいい香りがして本当に癒しの場ですね。」

エッ、何を言ってるの? 今、聞いた事が信じられないと思いました。
咄嗟に彼女の名前とどこから来たかと聞きました。
メキシコのグアダラハラから来ていて、ロサルバと言う名前だとわかりました。
彼女に私の部屋を掃除してもらえて良かったと伝えました。

彼女が去ってから、大泣きしました。
何故?
よくわかりませんが、私がこうして生きている存在をメキシコのグアダラハラから来ているこのロザルバという女の人に立証してもらえたような気がしたのです。
私の伝えたい意図がみなさんにわかってもらえるかな?

とにかく、この出来事があって気分のすぐれていない自分から脱出でき、
5日目の最終日のエポック(EPOCH)キモセラピーを終わらせる事が出来たのです。

 

みなさんの祈りとサポートに心から感謝します。

癌キモセラピー治療費はとても高金額です。その他、病院代、癌専門医師費なども多額なお金です。医療保険の80%がありますが、残り20%を払うための癌キモセラピー治療費の募金運動をエリックと友人のジェシカ(マクロビオティックの先生)とアマンダ(ヨガの友人)が始めてくれました。 YouCaring Fundraisng to Support Sanae’s Recovery from Cancer

その他、私とエリックの本を購入してサポートしていただくこともできます。

宜しく、お願いします。

下記が私たちの4冊の本です:

Love, Sanae

Love-Sanae-front-cover

 

Love, Eric and Sanae

love-es-front-cover

 

Love, Eric Revised

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Healthy Happy Pooch

HHP-book-front-cover

 

カードや、ギフト、または、チェック(チェックの宛名はEric Lechasseurでお願いします)を送っていただく時は、下記の住所に送り下さい。

2610A 23rd St.

Santa Monica, CA 90405

 

ひとりひとりの方には、返信は出来ませんが、
みなさんが送って下さる、メッセージ、E-メール、カードや手紙はちゃんと読む事をお約束します。

Love, Sanae 💖

 

余命1ヶ月もない!

昨日から、3回目の5日間(毎日24時間)のキモセラピー(化学治療)が始まりました。
キモセラピーに行く前日、不安な気持ちもあってか、眠れなかったので、6月8日に英語で書いたブログ、

”Only Weeks to Live” (余命1ヶ月もない)を日本語に書き始めていました。

昨夜はキモセラピーの副作用で眠れなかったので、そのブログを書き終えました。

5日間の通院なので、今日もまた病院に行きます。
でもブログ書き終えたら気分爽快!

前回、日本語で書いたブログ、癌が戻ってきた!” を読んでいただいた感想をいただいて、
とても励みになりました。ありがとうございます。
みなさんに読んでいただけているのを聞いて嬉しいです。

 

CT(コンピュータ断層撮影)検査、そして生体組織検査後、”珍しい癌のびまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ステージ4“であると診断されました。もうひとつの検査であるPET/CT( 機能画像と形態画像の融合による)検査をして、キモセラピー(ガン化学療法)をガン専門医師に勧められていました。

 

650 After biopcy

写真:生体組織検査で肝臓の2箇所から細胞のサンプルをとった後。

私は24年前に卵巣癌になった後、臨死体験をするような酷い交通事故で輸血をしてその結果、C型肝炎になってそれが原因で、今回の”びまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガン”になりました。

マクロビオティックと自然療法で薬物などを摂らない(交通事故の時は別)で、20年以上、生活して、大げさに聞こえるかもしれませんが、一般的に言われる、化学物質過敏症(非常に微量の薬物や化学物質、主に揮発性有機化合物の曝露によって健康被害が引き起こされるとする疾病概念。)になりました。これは薬物や化学物質だけでなく、食品、家庭用品、スキンケア、その他全ての物、自然でない化学物質が少しでも入っていると 反応(副作用・好転反応)を起こします。マクロビオティック的には、これは健康状態である人が、害のあるものを摂ると体が反応する言わゆるデトックス。害があるものを摂っても反応がないのは体が害のあるものに慣れすぎているか、弱っていると考えます。

私にとっては、病院に行って化学治療を受ける事はとってもつらい事なので、化学治療なしで24年前の癌の時のようにクロビオティックと自然療法で治していきたいと願っていました。

 

CT(コンピュータ断層撮影)検査した時、アポが午後だったので、断食を20時間ほどしてから病院に行ったら、まず硫酸バリウムを2本(900ml)飲むよう言われました。この硫酸バリウムは、白いドロっとした化学薬品液でナチュラルフレーバーの甘みが入っているから飲みやすいと言われましたが、ナチュラルと言っても本物ではないその甘さがかえって私には吐き気をもよおしてしまいました。そして最悪はヨウ素のヨード造影剤を注射されて、これが血管から入ってからシャープな熱い痛みを感じて、身体中がどうなってしまうか恐怖心でいっぱいでした。終わった後は、フラフラで立てないのに、最後にヨード造影剤を流すための注射が原因でトイレに行って排尿をしないと痛みが増して大変な状態になってしまいました。無事帰ってきましたが、精神的もとても疲れてしまいました。なぜ、こういった検査に行われる事をドクターは説明してくれないのでしょうか?日本なら前もってドクターはしてくれるのでしょうか?

One of the two barium sulfate containers I need to drink before my CT scan

写真:ベリー味のこの硫酸バリウムを2本(900ml)飲まなければいけなかった。

生体組織検査の時も、 肝臓の2箇所から注射器を入れて細胞のサンプルをとったようでしたが、2箇所目の時は、あばら骨のところから入れたせいなのか痛みが鋭くて、麻酔をもっと注入されて意識はないまま終わりました。初め言われていたのは、麻酔は注射器を入れる肝臓あたりが痛くない程度の量なので、意識はあると言われていたにもかかわらず結果は、気がついたらもうベッドの上にいました。その後、肝臓のあばら骨の痛みが酷く、息をすることも出来ない状態になり、あまり体調を崩してしまいました。こういった事も初めから何もドクターから何も聞いていなかったので恐怖と向かい合っていました。

 

マクロビオティック食事法とティベットの漢方薬で体調を整えて、やっと4月27日にPET/CT( 機能画像と形態画像の融合による)検査をできる体力がついて行ってきました。この時も硫酸バリウムを飲むよう言われましたが前のような量は吐いてしまうので、飲めませんでした。ヨウ素のヨード造影剤を注射された時は、痛みが酷かったので看護師に手をやさしく触って欲しいと行ったら男の看護師だったせいもあって、彼は何を言っているんだという顔をしましたが、私の指先を軽く触ってくれました。手全体を触って欲しかったのですが、指だけでも効き目があって私の痛みは減って気持ちが落ち着きました。ありがとうと看護師にお礼を言うと彼は何も言わないで行ってしまいました。私にしたら怖がっている人が手を触って欲しいとか抱いて欲しいと願えば人間としても当然の行為でしてあげたいと思ったのですが、きっと患者さんでリクエストしたのは初めてだったのかも思いました。

 

PET/CT( 機能画像と形態画像の融合による)検査が終わってから、検査の結果はいつでるのかと聞きました。そんなにかからないよ。あなたのドクター(癌専門医師)から結果が出たら連絡があるから、待っているようにと言われました。聞いた事に間違いがないか聞いたことを繰り返して、私が連絡をしないでも私のきました。そんなにかからないよ。私のドクター(癌専門医師)から連絡があるのでねと聞き返すと、そうですと言われました。

 

今までの検査の結果は2〜3日から1週間ほどかかりました。
あっという間に日にちが過ぎて5月10日(検査から2週間も過ぎた)になってもいたのに、
私のドクター(癌専門医師)から連絡はありませんでした。
病院に電話をして検査の結果が10日前に出ていると結果を聞いて驚きました。
結果を教えて欲しいと言うと、私のドクター(癌専門医師)に
アポを取って会いに行かないと結果は教えてもらえないと言わた。
検査した時に結果は連絡があるので、待っていればいいと言われた2週間も待っていたので、
すぐ結果を教えて欲しいからアポをすぐ取りたいと伝えると私のドクター(癌専門医師)は、
次の週からバケーションに 出かけるのでその前のアポは全て予約が入っていてバケーションから戻って来る、
6月6日まで、会えないと言われた。
エッ、そんな馬鹿な事はないでしょ!5月10日なのに6月6日までアポが取れない?信じられない、検査の結果も教えてもらえないで1ヶ月近くも待つなんてありえないと言うと私のドクター(癌専門医師)のアシスタントから連絡をさせると言われた。その後2時間ほどして私のドクター(癌専門医師)のアシスタントから電話があって5月30日にアポが取れたと言われて、検査の結果は郵送で送ると言われた。2週間も検査の結果を待って、検査の結果は郵送されるまで、待って、アポでドクター(癌専門医師)に会うのは3週間後なんて、信じられなかった。この電話のやりとりだけでもとてもストレスで疲れてしまった私は、怒って反論する力もなく、言われた事を了解するしかなかった。

 

検査の結果をすぐ知らせなかったのは結果がそれほど悪くなかったからかもなどと
いろいろ良い方に考えてみたが、この前書いたブログのように、
直感で私とこのドクター(癌専門医師)とは合わないと思っていたが、
私の珍しい癌を経験したドクター(癌専門医師)は、アメリカで一人、
東海岸のボストンにしか見つけられなかった。
それでこの初めのドクター(癌専門医師)のままになっていた。

2日後にPET/CT( 機能画像と形態画像の融合による)検査の結果が郵送されて来た。
結果は私の肝臓はほとんど癌でおかされていた。
震えるような恐怖とそれに伴って肝臓の痛みが増した。

 

650 Sky & clouds

写真:空を見るのが大好き。雲にはいろいろ種類がある。

5月10日以降から日に日に自分が弱っていくのを感じた。
毎朝、起きて大好きな空を見て、
今日が私の最後の日かも口走る自分に、
Sanae、今日は逝かないよ。
今日は生きる日だよ。と言い聞かせた。

2001年に交通事故をして臨死体験をした時も、ハッキリ、逝ってしまうかもと感じた。
この気持ちは説明出来るものではないかもしれないが、
内側から感じるもので人間には自分の最後がわかるようだ。
少しずつこの地球上に存在する自分の霊(力・心)が肉体から薄くなっていき、
瞬間的に霊(力・心)を掴め切れない感じ。
怖くはないが、今、この瞬間に自分が本当にどうしたいか決断する時が来ているとわかった。

衰弱して来ている自分が、毎朝、空を見ながら感じた事は
あの2001年の臨死体験をした時と同じような事が起こっているという事。
今、何かをしないと逝ってしまう…

 

650 Eric & B Card 05-15-17

写真:エリックのバースデー

エリックの50歳のお誕生日の15日がやって来ました。
何か特別にギフトとかと考えてましたが、何も出来なかった。
でも、気力で起きて、お手製のバースデーカードを書く事が出来て、
二人の大好きな海のレストランに行けました
(本当は月末に大きなバースデーパーティーを計画していましたが、
私が入院することになってパーティーは、なくなってしまいました)。

エリックのバースデーの次の日、肝臓の痛みと共に、新しい癌専門医師をなんとか直ぐ見つけて行動しないと
自分が本当に逝ってしまうオーラをハッキリ見た。
でも、すでに自分で新しい癌専門医師を見つける体力も気力もなかったので、
すぐ行動をしてくれる、友人二人にお願いして、早速、新しい癌専門医師をさがしてもらうことにした。

二日後、新しい癌専門医師がみつかり、スケジューにキャンセルが入ったので、
すぐ行けるようなら会えると電話があったのは午後1時。
衰弱していてほとんど動けない私を車椅子でエリックと二人の友人がコーディネートして
新しい癌専門医師のところに3時半に行けました。

新しい癌専門医師は、丁寧にそしてハッキリ分かりやすくPET/CT( 機能画像と形態画像の融合による)検査を説明してくれました。
この癌専門医師は哀れみがある人間だと感じました。
また、私がマクロビオティックライフスタイル(精製砂糖なし)で、ビーガンだという事、
長い間、薬(薬物)を服用していない事、アルコールを飲まなくなって32年間、
タバコ吸わない、コーヒーやカフェイン飲料を飲まないと話すと
それは自分の健康に気をつけて生きているということで良いことだと言ってくれました。

癌専門医師は、癌は私の肝臓の侵してしまっている状態で進行がとても早いので、積極的な化学治療法である、
5日間のEPOCH 併用療法をリツキシマブ(リツキサン)と併用して行う事を勧めました。

EPOCH併用療法で使用される薬剤;

E = エトポシドリン酸塩

P = プレドニゾン

O = ビンクリスチン硫酸塩(オンコビン)

C = シクロホスファミド

H = ドキソルビシン塩酸塩 (ヒドロキシダウノマイシン)

5日続けて24時間毎日投与するので、時間が長く大変だが、1日に1度多量を投与するR-CHOP(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチンに副腎皮質ホルモンのプレドニゾロンを組み合わせたものに抗体薬であるリツキシマブを含んだ治療 ー これは初めの癌専門医師に勧められていた化学治療法)ではなく、長い時間、じわじわとガン細胞をやっつけていく事が対象である、このEPOCH とリツキシマブ(リツキサン)化学治療法の説明をしてくれました。その内容のひとつに5日間、化学治療を受けながら私の体調をモニター出来き、副作用などを監視して薬の量を変えたりも出来ると付け加えてくれました。

エリックが咄嗟に「もしこの化学治療をしなかったら妻はどうなるか?」と聞いた、
癌専門医師はためらわず「死にます。」と答えて、
エリックが直ぐまた「妻の命は後どのくらい?」と聞くと、
癌専門医師は「2〜3週間ですね。」
エリックの声が「1ヶ月もない?」、
癌専門医師の答えは「そうです、余命は1ヶ月もありません。」

エリックの顔は見えなかったけど、彼が泣いているのが聞こえた。

本当に怖い事が起こると恐怖のあまり動けなくなって考えることも感じることも出来なくなる。
死ぬことは怖くないが自分を愛してくれているエリックが私が死ぬことを悲しがって泣いているのを見るのを怖いと思った。
彼を傷つけるつもりはなかったのに。

毎朝、自分が逝ってしまうんではないかと感じてからは、化学治療を受ける気持ちは出来ていた。
病院にすぐ入院を勧められて2時間後の5時半にはUCLA病院に行くよう手配を癌専門医師がしてくれた。
癌専門医師を変える面倒な書類上などの事も全部してもらって、すぐ化学治療を受ける前の精密検査が始まった。

全てが急に決まってアッと言う間に入院をしてしまったが、気持ちは落ち着いていた。
家に戻って動物家族たちに病院に入院すること、また行って来ますも言わなかったので、
気がかりだったが、テレパシーで話すとみんな私に早く元気になって欲しいと言っていた。

 

みなさんの祈りとサポートに心から感謝します。

癌キモセラピー治療費はとても高金額です。その他、病院代、癌専門医師費なども多額なお金です。医療保険の80%がありますが、残り20%を払うための癌キモセラピー治療費の募金運動をエリックと友人のジェシカ(マクロビオティックの先生)とアマンダ(ヨガの友人)が始めてくれました。 YouCaring Fundraisng to Support Sanae’s Recovery from Cancer

その他、私とエリックの本を購入してサポートしていただくこともできます。

宜しく、お願いします。

下記が私たちの4冊の本です:

Love, Sanae

Love-Sanae-front-cover

 

Love, Eric and Sanae

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Love, Eric Revised

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Healthy Happy Pooch

HHP-book-front-cover

 

カードや、ギフト、または、チェックを送っていただく時は、下記の住所に送り下さい。

2610A 23rd St.

Santa Monica, CA 90405

 

ひとりひとりの方には、返信は出来ませんが、
みなさんが送って下さる、メッセージ、E-メール、カードや手紙はちゃんと読む事をお約束します。

Love, Sanae 💖

癌が戻ってきた!

日本で育った幼くて、まだ若い頃(19歳まで日本に住んでいました。)は、
自分の気持ちを表現する事は難しいというか、
表現する事をあまり知らないでいたような気がします。

アメリカに来て初めてちゃんと気持ちを表現していかないとこの国では、
サバイバルできないと感じて英語で気持ちを表現できるように少しずつ努力をしてきました。
そしてその後、日本語で自分の気持ちを表現するのは
話す事も書く事もとても難しいとわかりました。
というわけで、完璧ではない英語ですが、英語でブログを書くことが先になってきているわけです。

今回、卵巣癌回復後24年経って、同じ癌ではありませんが、とても珍しい癌、
びまん性大胞型B胞性非ホジキンリンパステジ4”(2001年に交通事故で輸血をしてその結果、C型肝炎になってそれが原因で、今回の”びまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガン”につながった)になって痛感したことあります。
それは、自分の気持ちを大切にしてあげないといけない、そして大切にしてあげたい。
特に辛い事、悲しい事、不安な事、嫌な事を
無視しないで良い事や幸せな事と同じように受け止めて、受け入れてあげたい。

自分の気持ちを見つめて、どこから、そしてなぜその気持ちが始まっているのか、
なぜその気持ちは必要ないのに、ネガティブなのに
いつまでも続いているのか、整理して自分を心の奥底から認めてあげたいと思いました。
それに、あたって日本語で表現する事はとても私には大切だとあらためて再確認したのです。

日本語のブログを書く事が自分の気持ちの整理にとてもきっといい役立っているようなので、
少しずつですが、もっと日本語で書いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

 

英語のブログを読んで下さっている方々は、
私が5月にびまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガンだと診断された事を
知っていらっしゃると思います。
このブログは5月21日に英語で書いた ”Cancer is Back!”(ガンが戻って来た)の
日本語訳ですが、直訳ではなく私の気持ちを付け加えて書いてありますので、
みなさんにそれが伝わると幸いです。

 

癌専門医師は「あなたは生体組織検査の結果、びまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガンが発見されました。これはとても珍しいガンであまり例がないが、R-CHOP(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチンに副腎皮質ホルモンのプレドニゾロンを組み合わせたものに抗体薬であるリツキシマブを含んだ治療)というガン化学療法を勧めます。」と言った。

続けて「このガン化学療法はドキソルビシンという化学治療薬が心臓に傷害をもたらせる恐れがあるため、3週間に1回のサイクルで行います。検査をしてあなたの心臓が弱い場合は他の化学療法をする必要があります。初めての化学療法サイクルはUCLA病院に入院して始めれば、ドクターや看護婦がいろいろ配慮してくれるますよ。すぐ、PET/CT( 機能画像と形態画像の融合による)検査をすぐして化学療法の予約をしなさい。それと骨髄検査も」と簡単に付け加えた。(骨髄検査は、麻酔が普通に効いていれば、骨に刺すときの痛みはほとんどなくできます。しかし、骨の中にまでは麻酔が届かないため、中の骨髄液を吸い出すときに痛みが走ると聞いています。)
また続けて「どんな医療保険を持ってますか?」と聞いて来て、アシスタントが鈴木さんはメディケアしか持っていないと言った途端に、「メディケア?それなら治療費や病院代は100%カバーできないじゃないか、他の医療保険を持っていないのですか?」と言って、目を下げて「だったら入院しないで通院しなさい。でも他の保険をすぐ見つけるようにと付け加えた。」

 

私は殆ど何も言わないでこの癌専門医師の言う事を聞いていました。
そしたら、この癌専門医師はエリックに「君のワイフは動揺しているようで何も言わないようなので、とにかく二人で相談してすぐ化学療法の日程を決めなさい。今日はまず、血液検査だけして帰りなさい。」と言った。

癌専門医師の言っている事をずっと聞いていた私は、24年経っていると言っても、
またガンになってしまったという、ショックのあまり、困惑、動揺、
そして、目標を見失った者のように頭の中は真っ暗で立ちすくむような状態になっていました。
何も言えない、言いたくない状態というか、何を言っていいか本当には、わからない心境。
癌専門医師の声は遠くから聞こえてくるような気がしていました。

何か言わなくていけない、
自分の思っている事と感じている事を伝えなければとわかっていましたが、
時間は過ぎていくばかり…

「…..何も言えないのは、今、ガンだと聞いてショック受けて、その上、珍しいガンという事で精神的打撃を感じているからです。それをドクターであるあなたはわからないのでしょうか? 思ってもいなかったガンという病気を頭の中で消化してからでないと話す事はできません。」

癌専門医師は、「了解しました、でもなるべく早く化学療法の日程を決めた方がいいと勧めます。」と私が言った気持ちには何も触れず言ったので、私は「私のガンは珍しいという事ですが、同じガンの患者さんを治療した経験はありますか?」と聞いた。
癌専門医師は、「いいえ。それにUCLA病院の自分の同僚の3人の癌専門医師たちも経験はないな。」と簡単に答え付け加えました。

この癌専門医師の話し方が淡々としているので、ビジネスマンのような感じがして、それ以上話したくなかった。
でもそのまま帰ると気まずい感じがしたので、咄嗟に「ひとつだけ言いたいのですが、ホームページに載っているあなたの写真はフレンドリーではないと思ったので変えた方がいいですよ。」なんて言ってしまった。

初め、この患者は何を言っているんだという顔を癌専門医師はしましたが、すぐ気がついて笑って、「あ〜、私もあの写真は変えないといけないと思っていたよ。」と言ったので、この癌専門医師は人間らしく笑えるんだとわかって少し安心した。

どのようにして家に帰って来たか覚えていません。病院を出てもショックで頭の中は真っ黒。
落とし穴に落ちてしまって中々、這い上って来られないような絶望感。

少しずつ自分の頭の中が動き始めて、深刻なガンという病気になった事で、
これからの自分の生活、エリックの生活、動物家族たちの生活、
友人たち、日本にいる家族(妹、弟、姪)そして、生徒さんたち、クライエントさんたちに
これからどう影響していくか気づいた。
でも初めは、否認したい気持ちでいっぱいになって、一体、自分に何が起こったのだ。
ガンなんかに、又なるはずがない。
24年間もガンは戻って来なかったのだから、ガンになるなんてそんな馬鹿な話はない。

でも…現実はまたガンになってしまったのだ。

 

頭の中は、混乱。
悲しく、失望、途方にくれて、恐怖、不安、悪い事(ネガティブ)を考え始めていた。
また24年前の卵巣癌になった時のように心の表面は大揺れしていた。
沈黙して目を閉じて瞑想をすると心の奥に前向き(ポジティブ)な冷静な自分がいた。

ゆっくり呼吸をして自分の心の中に入って集中し、
表面にあるネガティブな事を認めながら呼吸に集中する。
何回も何十回も何百回、何千回、何万回も呼吸をしていくうちに表面にある
ネガティブな事や不安な気持ちが動き始め、あまり感じなくなっていくのを感じた。
無常。

 

ガンになったショックな現実は変わらない、
でも心の内側から、生きていきたい、自分は生きていくという力を感じる。
24年間、ガンが戻らないで健康で生きて来られたことにも感謝ができ、
あらためて、大切に生きていく事を学んでいく
努力を始めていきたいと願う気持ちが生まれてくるのが見える。

 

650 Sanae w Eric lunch

写真:エリックが作ってくれた美味しいお昼ご飯を病院で食べています。

マクロビオティックを食べて、ヘルシーライフをしていても
永遠に生きることはないとわかっています。
このびまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガンで私の人生は終わり?
いえ、そんな事はない、まだ、私が天国にいく順番ではない。

 

人間は潜在意識の中で病気になる原因を作っていると、
24年前に卵巣癌になった時に読んだルリーズ・ヘイさんの本で学びました。

癒しとは:精神的、感情、信仰、肉体、環境、幾重も重なったものが
私たちの健康に影響していていると、気がついて潜在意識の中にあるものを取り去ることは、
重要だと知って何年も学んで来ました。

 

ルイーズ・L・ヘイさんの英語のホームページから

650 louise-hay-quotes-forgiveness-release-resentment

肝臓の問題:

肝臓は激しい憤りの温床。怒り。基本的な感情。
不平不満が多いと肝臓に障害が起こる。

肝炎:

変化に対する抵抗。恐れ。怒り。憎しみ。

アフォメーション(確約):

私の心は清らかで自由。
過去を離れて新しいものを求めていく。
全てがうまくいく。

 

癌:

深く傷つけられる。恨みが募る。
自分を蝕むような極秘や深い悲しみ。嫌悪感。

アフォメーション(確約):

心から過去を許して手放す。
私の人生は喜びに溢れている。
自分を慈しみ受け入れる。

「ライフヒーリング」ルイーズ・L・ヘイさんによる 精神的パターンによる病気一覧表

 

私には今一度あらためて過去を許し手放し、
自分の傷ついた感情を癒してあげる、心全ての改革が必要。

 

自分の気持ちを話せて、わかってくれる人間的な哀れみをもった
新しい癌専門医師を見つけました。
癌の進行がとても早く衰弱が酷いため、マクロビオティックと自然療法では間に合わないため
UCLA病院に入院してキモセラピーの化学治療を始めることにしました。

体力的にはとても大変ですが、
気持ち的にはストレスが少し減り、前進していける気がしています。

書ける時にまた書いていきます。

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写真:UCLA病院に入院した日。弱りきっていて、車イスで病室に入って、やっぱり日本人の私はVサイン!

 

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写真:筋肉がなくなってしまったので、1ポンドの重りで腕の運動。

 

650 Sanae w Yoko

写真: 入院して2日目、気分が少し良くなってお見舞いに来てくれた陽子さんと。

みなさんの祈りとサポートに心から感謝します。

癌キモセラピー治療費はとても高金額です。医療保険の80%がありますが、残り20%を払うための癌キモセラピー治療費の募金運動をエリックと友人のジェシカ(マクロビオティックの先生)とアマンダ(ヨガの友人)が始めてくれました。 YouCaring Fundraisng to Support Sanae’s Recovery from Cancer

その他、私とエリックの本を購入してサポートしていただくこともできます。

宜しく、お願いします。

下記が私たちの4冊の本です:

Love, Sanae

Love-Sanae-front-cover

 

Love, Eric and Sanae

love-es-front-cover

 

Love, Eric Revised

love-eric-revised-the-front-cover

 

Healthy Happy Pooch

HHP-book-front-cover

 

カードや、ギフト、または、チェックを送っていただく時は、下記の住所に送り下さい。

2610A 23rd St.

Santa Monica, CA 90405

 

ひとりひとりの方には、返信は出来ませんが、
みなさんが送って下さる、メッセージ、E-メール、カードや手紙はちゃんと読む事をお約束します。

Love, Sanae 💖

 

 

癌キモセラピー治療費の募金運動

エリックからのメッセージ

草千(さなえ)の癌克服を支援するための

You Caring 募金集め!

私達の親愛なる友達、ジェシカ・ポーターとアマンダ・プラントがオンライン募金集め及びクラウドファンディングのウェブサイトを立ち上げました。

ショックですが、妻の草千がこの春に悪性のリンパ腫の癌だと診断されました。24年前に卵巣癌をマクロビオティックと自然療法で完治後、20年以上たくさんの方々にマクロビオティックのお料理クラスやカウンセリングを通して自然療法を伝えて来ていました。15年前に臨死体験をするほどの酷い交通事故で血液の輸血を受けてC型肝炎になった後も、マクロビオティックと自然療法で順調にいっていました。しかし、60歳を過ぎて草千は体の変化と精神的なストレス(昨年は13年間草千を支えてきていた愛犬娘であり草千のサービスドッグであったクラの天命、その後私達が8年間続けていたSeed Kitchenのレストランを閉める事なるという悲しい事が続きました)で抵抗力が下がったのが理由のようです。24年前の卵巣癌は、草千が父親を癌で亡くし、嘆き悼み、その後、前夫をも亡くしたストレスだと言っても大げさではないようです。

 

ジェシカがYouCaringウエブサイトの手紙(英語)に記載の通り、草千が受けている化学療法は、60~70%の治癒率です。これは、「非常に良い確率です。」. 各サイクル毎に$5,000のco-pay(保険会社が払わない個人で払う分)が払えないと21日毎にこの治療を受ける事ができません。すべてのサイクルの治療を受けるためには全部で$30,000が必要です。これは病院代やドクター費、検査費は含まれていません。

金銭面でのプレッシャが高く、私自身、普段の生活費を支払うため、プライベートシェフ業を週60時間続けておりますが、草千は当分は働くことはできません。この治療費を払う事は無理なのです。

 

ジェシカが言うように「このお金はさなえの命を救うものです。」人に頼る事は苦手、特にお金の事は。しかし今回、私は草千を救うために苦手事を友人であるジェシカたちにお願いしてやってみることにしました。どうぞ宜しくお願いします。

 

YouCaringキャンペーンを立ち上げてからまだ数時間にも関わらず、既に多くの方からの支援を受けており、大変感謝しております。 皆さん、誠に有難うございます。

草千と私は深謝しております。沢山の方々(友達、家族、生徒、同僚、ビーチでたまたま出会った人達)と分かち合った良いエネルギーが今、私達のところに非常に美しい形で戻って来ていると実感しております。

私の妻、草千が既にこれまでの人生でたくさんの事を乗り越えて来て、どれだけ特別な存在であるかをよく知っております。しかし、新たなこのチャレンジに直面し、彼女が病院でヒーリング、命に対しての愛及び生きたいという意志を 全く新しいレベルに持っていっているのを目の当たりにしました。彼女は、午前中及び午後、病院内での散歩をしながら、会うすべての人々に笑顔を絶やさず、ポジティブなエネルギーを降り注いていました。彼女は毎朝、毎晩欠かさずボディースクラブ(寒風摩擦のように体をタオルでマッサージする)を行い、ヨガ、導引も部屋で行い、来客の合間にセルフマッサージやレイキも行っていました。私は毎日彼女のマクロビオティックのヒーリング食を作り、彼女は食べ、毎日の瞑想も行っていました。 彼女の命に対する深い愛、自身の為、私の為、愛犬と愛猫家族の為、そして多くの人々の為に生きたいという彼女の意志を私は見て毎日の一瞬一瞬の刺激となっております。病室に来られる看護婦達でさえ、草千に、元気になったら病院でお料理やヨガのクラスをして欲しいと言っておりました。きっと草千の事だからする事でしょう。

私は皆様からYouCaring Fundraising to Support Sanae’s Recovery from Cancer 

のご協力をお願いしたくこのメッセージを書きました。

支援に関する詳細、及び他に興味のある方へシェアをする方法等について記載されております。

 

やり方が分からない時はメールをこちらに直接送って下さい。

また、草千や私の本を購入する事で支援する事もできます。

運送費以外は全て草千の医療費に充てられます。

草千及び私の直筆のサイン入りの本がご希望の場合は、こちらの草千のウェブサイトからご購入ください。素晴らしいギフトにもなります。

サイン入りでない草千の本もアマゾンからご購入可能です。

もちろん、私の美味しいデザート本も購入可能です。

本当に有難うございます。

 エリック レシャソー

650 With Eric & HHP

写真:病院から戻って来て、キモセラピーの副作用から少し良くなってみんなで楽しむ。

 

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今回、私の治療費・病院費を支払うための募金運動YouCaring Fundraising to Support Sanae’s Recovery from Cancerを始めてくれた、エリック、ジェシカとアマンダには感謝の気持ちでいっぱいです。

C型肝炎から、B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガンが発生。マクロビオティックや自然療法を取り入れていましたが、血液の癌のため悪化が早く、5月19日に命は1ヶ月もないと癌専門ドクターから診断。すぐ入院してキモセラピーを受けました。

キモセラピー治療費のco-pay(保険会社が払わない個人で払う分)$30,000ゴールにに募金運動を始めて5日で達成し、みなさんの寛大なやさしさに驚ききと喜びを涙して感じております。

 

たくさんの方々から、E-メール、カード、ギフト、メッセージをいただきました。みなさんの心と祈りに感謝します。今まで通りマクロビオティックを基本に自分を癒していくことに専念します。

2回目の1週間のキモセラピーが終わり、副作用で疲れが酷く、身体中に骨の痛みがあり、殆ど、眠れていません。でも、どんなことがあっても微笑みが幸せを運んでくると信じていますので、微笑みを忘れません。

 

650 CR with Lumi

写真:キモセラピーで坊主頭。 愛犬ルミちゃんと一緒に笑顔でこのチャレンジを乗り越えます。

 

今、私がみなさんにお約束できる事は病気を1日も早く治るように心がけ、できる時にブログやニューズレター、FBを書いてみなさんに私の回復をお伝えしていくことです。

書く事は私にとって気持ちの浮き沈みを整理する助けをしてくれます。

良い事がある時もチャレンジがある時も書いてシェアーしてみなさんとつながれることは感謝です。

 

また、私の本、エリックの本を購入する事で支援する事もできます。

運送費以外は全て医療費に充てられます。

私とエリックの直筆のサイン入りの本がご希望の場合は、こちらの草千のウェブサイトからご購入ください。素晴らしいギフトにもなります。

サイン入りでない草千の本もアマゾンからご購入可能です。

 

Love, Sanae

Love-Sanae-front-cover

 

Love, Sanae & Eric

love-es-front-cover

 

Love, Eric Revised

love-eric-revised-the-front-cover

 

Happy Healthy Pooch

HHP-book-front-cover

カード、ギフト、チェックなどを送る際の住所は下記。

2610A 23rd St.

Santa Monica, CA 90405

 

一人一人の方々にメールや電話でのコンタクトは出来ませんが、

これからもどうぞ宜しくお願いします。

元気になってみなさんに、またお会いできるのを楽しみにしています。

感謝と愛を込めて、

草千💖

 

 

卵巣ガンから回復して24年

今月は私の62歳の誕生日でした。

今年は何も特別にお祝いはしませんでした。

でも、私が世界中で一番大好きな海にエリックとオロちゃんと一緒に夕焼けを見に行きました。そしたら海側に美しい夕日、山側に満月が一緒に見られてとっても感動して胸が熱くなりました。

太陽や月は毎日昇り沈み、私たちが気がつかなくても美しい姿を見せてくれているこの大自然。私の魂はとても癒され、生きている事をしみじみと感じました。

650 Sanae with Oro on 04-04-17

写真: オロちゃん(クラちゃんの妹で私の新しいサービス犬)とビーチの夕焼け

36歳の時に卵巣癌になってずっとマクロビオティックとナチュラル・ライフスタイルを続けて来ました。この24年間殆ど病気もしないで生きてこられた事は本当に幸いです。

24年間に病気になった事が、2回ありました。

一つ目は15年前に交通事故をした際に輸血した事が原因でC型肝炎になりました。その後、ずっとマクロビオティック食事療法で管理してきて薬も飲まないでやって来れました。

二つ目は3年半前に旅行中にピロリ菌というバクテリアにかかってしまいました。時間がかかりましたが、これもなんとかホリスティック療法とマクロビオティック食事法で回復しました。

他は風邪もひかないで丈夫に生きてきました。

でも病気は肉体のバランスを崩すだけでなく精神的なストレスでも大きく作用されます。

昨年、うちの犬娘でサービス犬だったクラちゃんの天命とSeed Kitchenを閉める事で、悲しいことが重なって、精神的に自分が元気でないことに気づいていました。

今年に入ってからも体調が重い感じがしていましたので、以前書いたブログ:悼しむ にも書いたようにペットロスで心が病んでいると思っていました。でも普段より肉体的にもとても疲れやすかったりしたので念の為、精密検査に行って15年前に交通事故をした際に輸血してC型肝炎になったものが再発してしまったとわかりました。

人生には思いがけない災害、災難、悲しみや苦しみがやって来ます。

わかっていてもショックでした。
でも、食べるものだけではなく、精神的なものが私たちの健康を維持している事は確かなのは、以前から知っていました。今回はずっと気持ちが下がり気味だったのは確かです。

そして3月にエリックの家族との旅行をした時に無理をしたことも原因で体調を崩してしまいました。戻って来てから真剣に新しく食事療法を始めました。厳しい食事療法とレメディードリンクは普段食べたり飲んだりしている美味しいものとは同じとは決して言えません。

C型肝炎とピロリ菌は一度発生すると再発しないように管理 はできても完全に治るものではなく、C型肝炎とピロリ菌は癌につながる可能性があるものです。ずっと大事をしてきたのですが、今回、残念なことにC型肝炎が再発してしまったので、思い切って長期に休暇をとる事に決めました。

厳しい食事療法とレメディードリンクは結構うまくいっていて少しですが体調は向上して来ました。

 

650 Sunset with seagul

写真: 夕日とかもめたち

 

24年前は、父親が肝臓ガンで亡くなってからずっと悲しく悼む気持ちがあって4年後に卵巣ガンになり、その後、大切に生きて来ました。

これからも大切に丁寧にゆっくり生きていきたいと思います。

私は自然療法、マクロビオティック食事療法を信じていますが、念の為に以前受けた精密検査とは違う検査を近いうちに受ける決心も出来ました。

病院は嫌いだし注射も血液検査も嫌いです。でも真実を恐れないで自分の事を大切にしていく強い気持ちを持つ事も必要だと心はわかっています。

 

650 Full moon 04-04-17

写真: バースデーの満月

 

自分の気持ちをこうして、文章にして現すことが自分にはあってるな〜と感じます。体調がいい日にはこうしてブログなどを書きますので、また読みに来て下さい。

私の回復記録と新しい冒険を書いていきますね。

一人一人の方々にメールなどの返信は出来ませんが宜しくお願いします。

体調がもっと良くなって来たら、単発のクラスをエリックとやりたいと思ってますので、その時はまたお知らせしますね。

 

Love, Sanae 💖